粉引(こひき・こびき)
粉引(こひき・こびき)
素地を白く見せるために生まれた技法といわれています。
素焼きをして白泥釉かけ、そのうえに透明釉をかけますが、素焼きの前に白泥釉をかける技法もあります。
白い粉をかけたように見えるところから粉引と呼ばれるようになりました。
粉引の白は現代の洋風の食卓に合うので人気があり、多くの作家さんが手がけています。それぞれ素地の土や釉薬のかけ方が違うので、色にも質感にも作家さんの個性が感じられます。
ややクリーム色がかったぽってりとした粉引です。
素地はやや粗めの茶色の土。透明の釉薬は半マットで鉄点が飛んでいます。
黒い素地に白泥釉が薄くかかり、素地の色が透けてグレイに見えます。
透明釉はたっぷりとかかりつやがあります。大野さんの粉引めし碗も同じ技法です。
素地は赤土で、内側と口から下1cmくらいが粉引。その下部分は飴色の釉薬がかかり、線彫りが施されています。
白泥釉と飴釉は境目で完全にかけわけられています。
粉引の部分は均一に釉がかかり底の方には少し赤みが見えます。
釉薬は薄めでロクロの跡が透けて見える、少し茶色がかった粉引です。
鉄分の点や釉薬が流れた跡などやきものらしさを感じさせています。
半マットで質感はややざらっとしています。
茶色い鉄線が入った、真っ白でつるつるとした古越さんの粉引。
男性作家さんと比べるとやはり女性らしい繊細さを感じさせます。別の作品の線彫りの粉引はまた趣が異なります。
☆粉引を初めて使うとき
●粉引はほかの技法のやきものに比べて衝撃に弱く、扱い方によっては縁がはがれることがあります。
洗うときはうつわ同士がぶつからないように、また洗ったものを縁受けで立てて置かないようにします。
●粉引には吸水性があるので、使うたびに一度水にくぐらせると汚れがつきにくくなります。
その際、一時的に水がしみたような後ができますが、乾くとなくります。
●使う前にお米のとぎ汁に入れて、中火にかけ沸騰したら火を止めて自然に冷めるまで待ちます。
またはお米半掴み程度を入れてそのまま20分くらい火にかけてもいいでしょう。
どちらにしても、うつわは急激な温度の変化に弱いので、熱いものを水につけたり、
冷えたものに熱湯をかけたりすると割れることがあります。





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ブンツラウアー












