急須でおいしいお茶を
急須を選ぶとき、好みの形や、色、質感で決めることがありますが、それだけでなく、お茶を淹れる道具としての機能面もとても大切な要素です。「手で持ったときの重さと感触」「ふたを開けて、茶こしがきちんとできているか確認する」「キレのよさを確認する」これらの条件が満たされている急須は、おいしいお茶が淹れられる急須です。
この”よい急須”は必要な条件をすべて満たし、細部にわたる綿密な手作業で、すべてのチェックを終えてできたものだけになります。急須のつくりをよくご覧いただくと手仕事でここまでできるかというほど、細かいところまでていねいに作ってあるのがわかるはずです。お茶をおいしく飲んでいただくための隅々までの気配りが、道具としての完成度を上げているのです。
急須はお茶の旨みを引き出すための道具。<br>どんなに高級なおいしいお茶があっても道具次第で味も色も変わるのです。いつもと同じお茶もよい急須でいただくと味が違うはずです。
*金網の茶漉しも便利ですが、お茶の味に違いが出ます。また、網目が細かいので茶葉が目詰まりしやすくなります。
おいしいお茶を飲むこつ
1.人数分の茶碗にお湯を8分目ずつ注いでさまします。
2.一人分3g、二人分なら5〜6gの茶葉を急須に入れます。
3.湯冷まししたお湯を急須に注ぎ、1分から2分待ちます。
4.均一に、濃淡がないように、各茶碗に少しずつ注ぎ分ける「廻し注ぎ」をしていれます。最後の1滴まで注ぎきるのがポイントです。
味わいのある冷たいお茶を楽しみましょう
冷たいお茶がこんなに濃厚でおいしいなんて!と驚く、とっておきのお茶の淹れ方をご紹介します。お茶の葉の渋み(カテキン)は、高温で抽出されるので、水で淹れたお茶は、甘みと旨みが強く出ておいしいお茶になるのです。
1.お茶パックに大さじ2杯程度の茶葉を淹れ、冷水ポットに移し、水を注ぎます。
2.冷蔵庫で3時間から4時間冷やしてお召し上がりください。
しっかりした濃い目のお茶を味わいたいときは、急須に多めの茶葉を入れ、氷を入れて水を注ぎ、3〜5分待って氷を浮かべた器に注ぎます。最後に氷と茶葉を入れた急須に少量のお湯を注いで出来上がり。
熱いお茶、冷たいお茶。ていねいに淹れればどちらのお茶も本来のおいしさが出てきます。たまにはゆっくりとしたティーブレイクで、リフレッシュしてみてください。
*協力 丸喜園茶店






鴨 暁子
鴨 瑞久








ブンツラウアー








